新中学1年生の保護者の皆様、中学の準備は万全ですか?
「もう中学生になるのに勉強しないから不安…」
「中学の勉強についていけるのか不安…」
「英語や数学が苦手になってしまわないか不安…」
新中学1年生の保護者の皆さま、小学校ご卒業おめでとうございます!
4月からはついに中学生!部活選びや新しい生活リズムへの変化など、4月は忙しい月になりやすいですよね。
それと同時に発生するのが、冒頭の”不安”です。
個別指導塾を経営していると、毎年多くの小学生が中学に進学します。人は自分で確認できないこと、見えないことを不安に思います。
年上の兄弟がいない場合の保護者の方々は、自分自身の中学生の頃の体験はあっても、お子さまが中学に進学するという事は初めての経験だと思います。分からないから不安に思ってしまいます。
そんな不安を感じる皆さまへ、今回は中学準備についてお伝えしていきます。
小学校と中学校の勉強の違い
小学生から中学生になって、勉強は大きく変化します。
まずは算数が数学と科目名が変わります。算数は単純な計算問題が多く、数字に慣れるような教科でした。中学になり算数が数学となり、より深い内容や文章問題が増えてきます。
また、英語が本格的にスタートします。英単語や会話のフレーズだけではなく、文法を学んでいくことになります。
そして一番の違いが、年に4~5回実施される定期テストです。小学校の時のようなカラーテストではなく、数か月分の学習内容をまとめてテストされるので、しっかり定着させておく必要があります。
中学校になると部活動も始まり小学生の時よりも自由時間は減りますが、勉強しておいた方がいいことは増えていきます。
英語はつまずきやすい教科なのか
中学校に入ってから本格的にスタートする「英語」。英語を得意になるか、苦手意識を持つかは、前期(1学期)で決まります。中学1年生のうちに70点を下回ってしまった場合は、緊急で対策が必要です。英語の土台を1年生で作っていくので、ここで崩れると中学3年間だけでなく、高校に入ってからの英語学習にも影響していきます。
そうならないように、本格的に英語学習がスタートする前に、英語は予習しておくことを強くおすすめします。中学1年生の英語は、難易度としてはとても簡単です。最初の1年間、定期テストで良い点数を取っていると、英語に自信がつくので、2年生になってからも苦手意識を持つことなく、取り組めるようになります。
早め早めの予習が大事です。
スマホと学力の関係
ここでスマートフォンと勉強についても触れていきます。
小学生のうちからスマホを持たせているご家庭と、中学生になってから持たせるご家庭で分かれると思います。中学生になると、だいたいのお子さまはスマホを持っているのではないでしょうか。
スマホは便利です。例えば、英単語をGoogle検索で調べると、発音まで聴くことが出来ます。ところが、集中力を妨げるのもスマホです。勉強している最中に、友達からLINEが来た場合、恐らくメッセージを見てしまうと思います。また、何かを調べようとブラウザを開いたら、他の事も調べてしまったり、動画を見てしまったりと、勉強から頭が離れてしまいます。
実際に、スマホ使用時間が長い方が偏差値が低くなってしまうという統計データもあります。
勉強や調べ物をする上でも、とても便利なスマホですが、使用方法などはしっかりルールを作ることをおすすめします。今はタブレットを持っていると思いますので、調べ物はタブレットですると決めると、LINEなどで集中力が途切れることがありません。うまく利用して学習しましょう。
学校では宿題はどれくらい出るのか
近年、公立の中学校の宿題が減りました。少しずつ戻ってきているようですが、学習内容を定着させるくらいの量を出してくれる学校はほとんどありません。自主的な行動に任せるというのは、一見聞こえがいいですが、大人だとしても自主的に勉強しますか?なかなか難しいと思います。ある程度、やることが決まっていないと取り組めないと思うのです。
学校の宿題が少ない場合こそ危機感を持ってほしいです。宿題が出ていなくても、毎日平均2時間弱は勉強しないと、成績は上がりにくくなります。宿題が少ない場合は、自分で勉強できるテキストを用意した方が良いですね。
中学1年生は塾に通った方がいいのか
先ほど、学校の宿題が少ないというお話をしました。学習時間を確保するために、家庭学習の時間を作るために、塾に通うことは良いと思います。また、通うなら積み重ねの科目である英語や数学、国語などの科目で受講するのがおすすめです。中学1年生のうちに苦手意識を持たないように、丁寧に学習していくことが重要です。
塾というものの使い方として、「病院」をイメージしてほしいと思います。大怪我や大病になってから病院に行くと、大手術が必要で莫大な費用がかかるでしょう。塾も同じです。苦手になってから、点数が悪くなってから塾に通うと、かなり多くの授業を受講しないと克服はできません。その分、授業料も高くなります。
そうならないように、定期健診に通ったり、健康に関してのアドバイスをもらいに行くイメージで塾に通うと、後から困ることが少なくなります。
塾選びで気をつけること
とはいっても、塾選びには気をつけることがあります。それは、塾側に成績を上げる責任感があるかないかということです。
塾も営利団体であるので、塾の社員はノルマが与えられています。生徒数ノルマと売上ノルマです。ノルマがあること自体は企業として当たり前なので悪いことではありません。しかし、ノルマ最優先で塾を運営することは「成績を上げる塾」になりません。
例えば、週1回の受講を進めてくる場合です。
正直、週1回だけの受講ではなかなか成績が上がりません。しかし、週1回だと安く見えるので、入会してもらいやすくなります。そんな提案をしているということは、生徒の成績を上げるという責任感よりも、生徒数ノルマを達成するという気持ちが勝っている証拠です。
逆に、中学1年生のうちから理科・社会の受講をすすめてくるのも注意が必要です。
売上ノルマのために理科・社会も提案している可能性が高いからです。テスト前だけの追加授業は良いのですが、中1から理科・社会を塾で勉強する必要はあまりありません。理科・社会は単元ごとに学習する内容が違うので、中学3年生になるころには、中学1年生の内容は忘れてしまうものです。よって、中学1年生の間は英語や数学、国語と言った積み重ねの科目の受講をするのがおすすめです。
授業数が少なすぎる塾、逆に授業数が多すぎる塾は、「成績を上げる」塾ではないので注意しましょう!
まとめ
今回は、中学準備についてお話いたしました。
小学校の時に80点~90点を取っていても、準備ができていないと中学校で80点以上取ることは難しくなります。逆に、しっかり準備が出来ているとテストで高得点を取りやすい学年です。1年生のうちから苦手意識を持たないように準備をしておきましょう!!
最後までお読みいただき、ありがとうございます🐰
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