こんにちは。個別指導Witです。
6月に入り、いよいよ今年度最初の定期テストが目前に迫ってきました。
当塾に通っている生徒さんの地域では、
- 墨田区・江東区:2期制 → 前期中間テストが【6月上旬~中旬】に実施
- 台東区・中央区:3期制 → 1学期期末テストが【6月下旬】に実施
というように、多少の差はありますが、いずれもこの6月が最初の勝負どころです。
新学年になって初めてのテストで「いいスタートを切りたい」「この1年の手応えをつかみたい」と思っている生徒さんや保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「テスト直前期にやるべきこと・やらなくていいこと」というテーマで、Witで日々生徒たちを指導している視点からアドバイスをお届けします。
■ テスト直前期は“やらないこと”を決めるタイミング
テスト勉強というと、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と、つい手を広げすぎてしまうことがあります。
でも実は、直前期に大事なのは“やらないこと”を決めることです。
なぜなら、テストまでに使える時間は限られているから。
全部をやろうとして中途半端になるよりも、「これは必ずやる!」と優先順位を明確にした方が、結果的に得点につながる勉強ができるのです。
■ まずは「学校のワーク」を完璧にしよう
定期テストの問題は、ほとんどが教科書や学校のワークから出題されます。
そのため、最優先でやるべきことはズバリ:
✅ 学校で配られているワークを完璧に仕上げること
です。
「提出すればOK」ではありません。
- 解答を写して終わり
- 赤ペンを引いて満足
- 間違えた問題を放置
……これでは点数には結びつきません。
ワークでやるべき勉強の流れは、以下の3ステップです。
① 自力で解く(時間を区切ってテスト形式でやるのがベスト)
↓
② 丸つけ → 間違えた問題をチェック
↓
③ もう一度、間違えた問題を解き直す(繰り返す)
特に③の「解き直し」がカギです。
1回目でできなかった問題を放置すると、テスト本番でも同じミスをします。
「ミスを減らす=点数が上がる」なので、できなかった問題にどれだけ向き合えるかが成績の分かれ道です。
■ 理科・社会は“暗記”より“確認”を優先
テスト直前になると、理科や社会の用語を一生懸命ノートに書き写したり、教科書を読むだけになってしまう生徒がいます。
でも、これだけでは得点にはつながりません。
この時期にやるべきは、
✅ 「自分が何を覚えていないか」をはっきりさせること
です。
そのために有効なのが、
- 学校のワークの確認問題
- 塾の確認テスト(理社トレーニングなど)
- 教科書の章末問題やプリントの問題集
などを使って、“できない問題”を洗い出す→重点的に覚えるという流れです。
暗記は「やったつもり」になりやすい教科。
“覚えたかどうか”ではなく、“問題を解けるかどうか”で確認するのがポイントです。
■ 英語と数学は「頻出問題の反復」が命
英語や数学は、「出る問題のパターン」がある程度決まっています。
たとえば:
- 英語 → be動詞/一般動詞の疑問文、三人称単数の文、語順整序
- 数学 → 正負の数の計算、文字式の利用、方程式の応用問題
こうした“頻出パターン”を繰り返し練習しておくことで、本番で焦らず解けるようになります。
✅ 「同じ問題を3回解く」くらいでちょうどいい
特に数学は「一度解けた=理解した」ではなく、何度も解いて“反射的に手が動く”状態にすることが大切です。
Witでは、授業だけでなく、宿題や課題の中でも「繰り返し練習」に重点を置いています。これは、勉強の効率が最も高くなるやり方だからです。
■ やらなくていいこと・やらない方がいいこと
最後に、テスト直前期に“やらない方がいいこと”も少しご紹介します。
① 解説を読んで分かったつもりになること
→ 目で読むだけでは解けるようになりません。必ず自分の手で解き直すことが大事です。
② 新しい問題集に手を出すこと
→ この時期に新しい教材に手を出すのは危険です。ワークや過去問を何度もやり直す方が確実に点になります。
③ ノートまとめに時間をかけすぎること
→ 見やすくまとめるより、覚えられるかどうか・解けるかどうかが重要です。見栄えは二の次でOK!
■ テストは「準備がすべて」
定期テストは、ある意味で“準備した量=点数”に直結するイベントです。
逆に言えば、正しく準備すれば、誰でも点数は取れるのです。
塾では「勉強のやり方」から丁寧に指導していますが、自分の力で解き直す姿勢や、毎日少しずつでも机に向かう継続力は、生徒自身の成長にもつながります。
■ まとめ:自分の力を信じて、あとひと踏ん張り!
今年度最初の定期テスト。
いいスタートを切ることで、自信がつき、その後の1年間にも良い流れを作ることができます。
焦らず、地道に、そして確実に。
最後まで「やるべきこと」に集中して、乗り越えていきましょう。
Witは、いつも一人ひとりのそばで、全力で応援しています!