こんにちは!個別指導Wit両国校です。
「勉強しても覚えられない」「テストになると頭が真っ白になる」
――こんな悩みを持つ生徒は少なくありません。
そこで今回ご紹介するのが、古くから行われてきたシンプルで効果的な方法―― 暗唱トレーニング です。
暗唱はなぜ記憶力に効くのか?
暗唱とは「覚えた内容を声に出して繰り返す学習法」です。
英単語や漢字の読み、歴史年号、古文の一節などを音読しながら記憶に刻み込みます。
脳科学の観点からも、暗唱は非常に有効な方法とされています。その理由は以下の通りです。
- 視覚+聴覚+発声で五感を使う
ただ目で文字を追うだけの学習より、声に出すことで「見て覚える・聞いて覚える・話して覚える」という複数の感覚が同時に働きます。脳の複数の領域を刺激できるため、記憶が強固になります。 - ワーキングメモリを鍛える
音声化する過程で「短期記憶」を一時的に保持し続ける必要があり、この作業が脳の記憶力を鍛えるトレーニングになります。 - 集中力の維持に効果的
黙読はどうしても意識がそれやすいですが、声に出すことで勉強にリズムが生まれ、集中状態を保ちやすくなります。
1日10分でできる暗唱トレーニングのやり方
両国校でも実際に取り入れている方法をご紹介します。家庭でも簡単に実践可能です。
- 短い範囲を選ぶ
英単語20個、漢字10個、古文の1段落など「10分で収まる量」に絞りましょう。 - 声に出しながら3回繰り返す
最初は教科書やノートを見ながら、次に見ないで挑戦、最後に確認しながら修正します。 - 翌日も同じ範囲を復習する
一度覚えたつもりでも、翌日には忘れてしまうのが人間の脳の特徴です。必ず復習を入れることで記憶が定着します。 - タイマーを使ってリズム化
「10分だけやる」と決め、キッチンタイマーやスマホのアラームを使いましょう。メリハリがつき、習慣化しやすくなります。
暗唱が役立つ科目と効果
暗唱は特に以下の科目で効果を発揮します。
- 英語:単語や例文を声に出すと、リスニング力やスピーキング力も同時に鍛えられます。
- 国語:古文や漢文の素読は理解力の基盤に。現代文でも重要なキーワードの把握に役立ちます。
- 社会:歴史の年号や地理の国名などを暗唱すれば、知識の抜け漏れを防げます。
実際に両国校の生徒でも、英単語の暗唱を毎日10分続けただけで、1か月後には模試の語彙力スコアが大幅にアップした事例があります。
まとめ
- 暗唱は視覚・聴覚・発声を使う学習法で、記憶力や集中力を高める
- 1日10分の習慣でOK。短い範囲を繰り返し声に出すことがポイント
- 英語、国語、社会など幅広い科目に効果的
- 両国エリアの受験生にとって、基礎学力アップに直結する方法
勉強のやり方に迷ったときこそ、昔ながらの「暗唱」に立ち返ってみてください。
シンプルですが驚くほど効果があり、毎日の学習習慣を変える第一歩になります。