こんにちは!個別指導Wit両国校です。
勉強の中で多くの生徒がつまずきやすいのが「暗記」です。
特に社会や理科、英単語などは「ひたすら覚えるしかない」と思ってしまい、苦手意識を持つ人も少なくありません。
しかし、暗記はただの作業ではなく、「記憶の仕組み」を活かせば楽しく、効率よくできるのです。
その方法のひとつが「物語化」して覚える勉強法です。今回は、暗記が苦手な方におすすめの“物語化学習法”を紹介します。
暗記が苦手な理由は「情報がバラバラだから」
私たちの脳は、関連性のない情報をそのまま覚えるのが苦手です。
例えば、歴史の年号や理科の元素記号、英単語のスペルなどを無理やり暗記しようとすると、短期記憶には残っても、すぐに忘れてしまいます。
ところが、人は「つながりのある情報」や「感情が動く情報」には強く記憶が残る性質を持っています。
だからこそ、ただの羅列として覚えるのではなく、物語に変換してイメージすると定着率が格段に上がるのです。
物語化の実例① 歴史の年号をドラマ仕立てにする
「1600年 関ヶ原の戦い」――この数字と出来事をそのまま覚えるのは大変です。
ですが、ここに物語を加えるとぐっと覚えやすくなります。
例えば、
「天下分け目の関ヶ原。1600人の兵士が最初に集まった!」
といったイメージを作るのです。実際の人数とは違いますが、語呂合わせや情景を組み合わせることで記憶に残ります。
物語化の実例② 英単語をキャラクターにする
英単語の暗記も、物語化が役立ちます。
たとえば「apple(りんご)」を覚えるとき、
「小さなアップ君(apple)が、真っ赤なマントを着て登場!」
という物語を頭に描くのです。くだらないほど印象に残り、忘れにくくなります。
さらに「banana」「grape」など、キャラクターをシリーズ化してストーリーを作れば、単語帳が一気に物語集に変わります。
物語化の実例③ 理科を冒険に変える
理科の知識もストーリーで覚えられます。例えば水の三態変化(固体・液体・気体)。
「氷の王国で眠っていた水の精が、太陽の力で液体になり、さらに冒険を進めると気体になって空に飛んでいった」
と物語にすると、ただの現象がファンタジーに変わり、自然と記憶に残ります。
物語化学習の効果を高めるコツ
- 自分で考えることが大切
本や先生の例をそのまま使うより、自分でイメージを作るほうが記憶に残ります。 - 感情を入れる
笑える、驚く、ワクワクするなど感情を動かすストーリーは記憶が強固になります。 - イラストを描いてみる
簡単な落書きでいいので、絵にしてみるとさらに記憶が定着します。
個別指導Witでも実践できる「楽しい学び」
個別指導Witでは、生徒一人ひとりの学び方に合わせた指導を行っています。
暗記が苦手な子には「物語化」や「五感を使った学習法」を取り入れることで、ただの暗記作業を楽しい体験に変える工夫をしています。
特に、先生1人に生徒2人までの指導スタイルだからこそ、「自分に合った物語化の工夫」を一緒に見つけられるのです。
まとめ
暗記は「苦しいもの」ではなく、「工夫次第で楽しくできるもの」です。
物語化することで、記憶は強く定着し、学ぶこと自体が面白くなります。
もし「どうしても暗記がうまくいかない」「勉強がつまらない」と感じているなら、ぜひ“物語化学習法”を試してみてください。