こんにちは!個別指導Wit両国校です。
「勉強しようと思っていたのに、ついスマホを触ってしまう…」
「気づいたら1時間経っていた…」
そんな経験、ありませんか?
実はこの“スマホ疲れ”は、単なる時間の浪費ではなく、脳の働きにも影響していることが、近年の脳科学で分かってきました。
今回は、スマホが私たちの記憶力や集中力にどう関わっているのか、そして上手に使うためのポイントを紹介します。
■ スマホを見すぎると、脳は「情報の渋滞」を起こす
スマホを使っていると、LINEの通知、SNSの画像、動画の音声など、常に大量の情報が押し寄せてきます。
脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)という部分は、情報を整理し、必要なことを記憶に送る「交通整理係」のような役割をしています。
ところが、短時間に多すぎる刺激が入ると、この前頭前野がパンク。
結果として、集中力が低下し、「覚えたはずなのに思い出せない」「勉強内容が頭に入らない」という現象が起こります。
つまり、スマホを長時間使ったあとは、脳が情報処理に疲れて“記憶モード”に切り替わりにくくなるのです。
■ 「ながらスマホ」で脳が休めない理由
「勉強しながら音楽を聴く」「動画を流しながら宿題をする」――これも実は、脳にとっては“休めない状態”です。
人間の脳は、マルチタスク(同時作業)に向いていない構造をしています。
Aの作業とBの作業を同時にやっているように見えても、実際には高速で「A→B→A→B」と切り替えているだけ。
その切り替えのたびにエネルギーを使い、集中力が少しずつ消耗していきます。
特に勉強中に通知が鳴ると、たとえ数秒でも注意が逸れるたびに脳のエネルギーが減り、効率は大きく下がります。
Wit両国校でも、集中力を上げたい生徒には「通知オフで15分集中→3分休憩」のリズムを提案しています。
■ “スマホ断ち”よりも、“スマホリズム”を作ろう
「じゃあ、スマホを使わなければいいの?」
――もちろん、完全に手放す必要はありません。
大切なのは、脳にとって“整理する時間”を確保することです。
たとえば、次のようなルールを作るだけでも集中力は格段に上がります。
- 勉強前の30分は通知オフにする
- 1時間ごとに5分だけSNSチェック
- 寝る前の1時間はスマホを見ない
脳が「休む時間」と「情報を取り込む時間」を区別できるようになると、記憶力の質が高まっていきます。
■ スマホも“学びの味方”になる使い方とは?
実はスマホも、使い方次第では最高の学習ツールです。
たとえば、ボイスメモで音声復習をしたり、タイマーアプリで勉強時間を管理したり、AIや辞書アプリで効率的に調べ学習を進めたり。
個別指導Witでは、生徒一人ひとりの生活習慣や集中時間をもとに、
「どの時間にスマホを使うか」「どんなアプリを使えば効果的か」を学習計画書の中で設計しています。
“使い方をコントロールする”ことこそが、現代の学びには欠かせないスキルなんです。
■ まとめ:「脳を休ませる勇気」が記憶力を伸ばす
スマホを使うことが悪いのではなく、使い方のリズムが大切です。
脳科学的にも、「集中」と「休息」のメリハリがあるほど記憶力は上がるといわれています。
- スマホを見すぎると前頭前野が疲れて集中できない
- “ながら作業”は記憶効率を下げる
- 通知をオフにして、15分集中→3分休憩が効果的
- 正しく使えば、スマホは学びの味方にもなる
テクノロジーと上手に付き合いながら、脳が喜ぶ“学びのリズム”を見つけていきましょう。
🧠個別指導Wit両国校より
個別指導Witでは、脳科学に基づく「五感で学ぶWit式学習法」を通して、スマホ時代の集中法や記憶術も実践的に指導しています。
生徒一人ひとりのペースに合わせた“集中できる学習習慣”を一緒に作りませんか?