こんにちは、個別指導Witです。
夏休みも折り返し地点。そろそろ「やる気が続かない」「思ったより勉強が進んでいない」と感じている方も多いかもしれません。
そんなときに、ぜひ意識してほしいのが、「この夏で得意を1つつくる」という視点です。
成績アップというと、「全教科まんべんなく」「5教科トータルで底上げ」と考えがちですが、実は成長のきっかけになるのは、「ひとつでも自信を持てる教科や分野ができたかどうか」です。
今回は、なぜ“得意をつくる”ことが重要なのか?そして夏休みという期間をどう活かせばよいのか?をお話しします。
まず前提として、「すべての教科を完璧に」なんて、誰にとっても難しい話です。
それなのに、「全部やらなきゃ」と思ってしまうと、どれも中途半端になり、結果として「何もできなかった…」という気持ちだけが残ってしまいます。
一方で、「この夏、英語の単語を100語覚えた!」「一次関数だけは完璧にした!」といった“自分の中での達成感”を1つでも得られると、その後の行動や姿勢が大きく変わっていきます。
なぜなら、人は「できた」という感覚をもつことで、自己効力感が高まり、次のチャレンジに対しても前向きになれるからです。
つまり、たった1つの得意が、その子の勉強に対する意識を変える“種”になるのです。
では、夏にどのようにして「得意を1つ」つくればいいのでしょうか?
ポイントは3つあります。
1つ目は、「テーマを絞る」こと。
たとえば、「英語を頑張る」ではなく、「1日10単語ずつ覚えて、100語マスターする」など、目標を具体的にすることで達成しやすくなります。
2つ目は、「記録を残す」こと。
日々の努力や達成を目で見える形にしておくことで、モチベーションが続きやすくなります。単語帳にチェックをつける、学習記録ノートをつける、タイマーで時間をはかって“見える勉強”にするのも効果的です。
3つ目は、「自分の中で“できた”と思える経験を増やす」こと。
これはテストの点数に限りません。「昨日よりスラスラ読めた」「自分で説明できた」「先生にほめられた」など、小さな成功体験を丁寧に拾っていくことが大切です。
保護者の方には、ぜひこの“成功体験”に目を向けてあげてほしいと思います。
「えらいね」「昨日よりできてるじゃん」「この単語もう覚えたんだ!」と声をかけるだけで、子どもは「自分ってやればできるかも」という感覚をもてるようになります。
この“自信の芽”を育てることこそ、夏休みの本当の学習効果と言ってもいいかもしれません。
Witでも、「この夏、英語の基礎だけは完璧にしよう」「関数だけは怖くなくなるようにしよう」といった個別目標を立てて指導を行っています。
実際、そうした小さな成功がきっかけで「今度は数学も頑張りたい」と、どんどん自信を広げていく生徒も少なくありません。
学年や学力に関係なく、「この夏、がんばってみてよかった」と思える経験をすること。それが、2学期以降の学習姿勢、そして将来の進路選択にもつながっていきます。
夏休みの後半、焦る必要はありません。
でも、せっかくの時間を「なんとなく過ごす」だけで終わらせてしまうのはもったいない。
「この夏、自分の中で誇れる“得意”を1つ作ろう」
そんな目標を持って、今からでも動き出してみませんか?
私たちも、全力でサポートします。