猛暑をもたらすフェーン現象とは?
みなさん、こんにちは!
個別指導Witです。
夏休み中ということで、本日も塾のお話から脱線したお話をしていきます。
今日は「フェーン現象のしくみ」のお話です。朝日小学生新聞の記事から紹介していこうと思います。
※当塾は朝日小学生新聞と契約し、記事紹介の承認を得ています。
●風下で気温が上昇
今年は梅雨明けが早く、6月の下旬から各地で猛暑日(最高気温が35度以上の日)が続くなど、暑さの厳しい夏となっています。
夏の暑さの原因は、強い日差しや太平洋高気圧の勢いの強さなどがあげられます。近年は地球温暖化や都市化も、猛暑日の増加に影響しています。さらに、毎年のように最高気温が40度をこえるところも出ていますが、この危険な暑さは「フェーン現象」で起こることが多くなっています。
フェーン現象とは、水蒸気をふくんだ空気が山を越えて反対側に吹き降りた時に、風下側が乾燥して気温が高くなる現象の事。季節に関係なく起こります。例えば、風上の天気はくもり、気温が30度で、この風が2000メートルの山に沿って上る時、雲が発生しているところでは100メートル上昇するごとに約0.5度気温が下がるので、山頂付近の気温は約20度になります。
山頂付近に近づくと空気中の水蒸気が雨つぶとなって落ちるので、山頂付近では乾燥した空気になります。湿度が変化することで、気温の変化する割合が変わるので、雲の発生しない乾燥した風が山をおりる時は、100メートル下降するごとに約1度気温が上がります。このため、風下の平地の気温は約40度となり、風上の気温より高くなります。
特に、夏のフェーン現象は日本海側でよく見られ、台風が北上する時などに起こります。台風によって南から暖かく湿った空気が流れ込むと、山地や山脈をこえてフェーン現象が起こり、風下の日本海側の山のふもとではかなりの高温になるので注意が必要です。
フェーン現象が起こりそうな日は、日中はなるべく外出をさけ、すずしい場所で過ごしましょう。
こまめに水分もとるようにしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます🐰
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