こんにちは!個別指導Wit両国校です。
「今日はどうしても勉強に集中できない…」
そんな日は誰にでもありますよね。特にテスト前や提出物の締切が近いときに限って、なぜか机に向かってもやる気が出ない。
でも実は、“集中できない日”こそ、脳が次のステップへ成長する準備をしているタイミングだと知っていますか?
今回は、脳科学の観点から「やる気スイッチ」の正体と、集中力を上げるための実践的な方法を紹介します。
■「やる気が出ない=脳がサボっている」ではない
やる気をコントロールしているのは、脳の「側坐核(そくざかく)」という部分。
この側坐核は、“行動した後に”活性化するという性質があります。
つまり、やる気は「行動の前」ではなく、「行動の後」に出てくる」んです。
多くの人が「やる気が出たら勉強しよう」と考えますが、これは順番が逆。
実は「とりあえず5分だけやる」ことで脳が刺激され、やる気スイッチがONになるのです。
両国校の生徒にも「まずは1ページだけ」など小さな行動から入る練習をしてもらうことがあります。
「気づいたら30分経ってた」という声も多く、脳科学的にも理にかなった勉強法なんです。
■ドーパミンと集中力の関係
脳がやる気を感じるとき、ドーパミンという神経伝達物質が放出されます。
これは「達成感」や「期待」を感じたときに出る物質で、集中力アップの鍵。
たとえば──
・「この問題を解いたらゲームを10分していい」
・「単語10個覚えたらお菓子を食べよう」
こうした“小さな報酬”を設定することで、ドーパミンが出やすくなり、自然とやる気が湧きます。
この方法は「報酬学習」と呼ばれ、脳科学的にも効果が証明されています。
個別指導Wit両国校でも、生徒一人ひとりに「小さな成功体験」を積み重ねてもらう学習計画を立てています。
脳は「できた!」という快感を覚えることで、次の挑戦を自分からしたくなるのです。
■集中できない日こそ“整理”のチャンス
脳は常に情報を整理しながら動いています。
そのため、集中できないときは「情報が多すぎて処理しきれていない」サイン。
そんな日は無理に勉強を詰め込むよりも、ノート整理や机の片づけが効果的です。
実際、片づけることで脳の前頭葉が活性化し、翌日の集中力が高まるという研究結果もあります。
「今日は集中できないな」と感じたら、
・プリントをまとめ直す
・予定表を見直す
・翌日の勉強計画を立てる
これだけでも脳がスッキリし、次の日のパフォーマンスが変わります。
■脳を味方にする3つの習慣
最後に、脳科学的に「やる気スイッチ」を入りやすくする3つの習慣を紹介します。
1️⃣ 朝日を浴びる
起きてすぐ太陽の光を浴びることで、セロトニン(幸福ホルモン)が分泌され、脳が「活動モード」に切り替わります。
2️⃣ 小さな目標を設定する
「今日の英単語は30個」など、具体的で短時間で達成できる目標を立てましょう。
達成感が積み重なるほど、ドーパミンの分泌が増え、やる気が持続します。
3️⃣ 自分を褒める習慣をもつ
「昨日より1問多く解けた」「ノートをきれいに書けた」など、どんな小さなことでもOK。
脳は“褒められる”と快楽物質を出すため、自然と次の行動へつながります。
■まとめ:「集中できない自分」を責めないこと
「やる気が出ない」「集中できない」とき、私たちはつい“怠けている”と感じてしまいます。
でも、脳科学的に見れば、それは次に集中するための“準備期間”。
無理に詰め込むよりも、休息や整理を挟むことで、脳はしっかりと力を蓄えます。
個別指導Wit両国校では、脳のメカニズムを理解したうえで、一人ひとりのリズムに合わせた学習計画を作っています。
「今日は調子が出ないな」と思ったら、それも脳のサイン。焦らず、自分のペースで前に進んでいきましょう。