こんにちは、個別指導Wit両国校です。
テスト勉強をしていると、「昨日覚えたはずなのに、もう忘れている…」という経験は誰しもありますよね。
これは決してあなたの記憶力が悪いわけではありません。
実は「人間は忘れるようにできている」ことを示した有名な心理学の研究があります。
それがエビングハウスの忘却曲線です。
エビングハウスの忘却曲線とは?
19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが行った実験によると、人間は新しい情報を覚えてから時間が経つにつれて、どんどん忘れていくことがわかりました。
たとえば、100の知識を覚えたとすると:
- 20分後には約40%を忘れてしまう
- 1時間後には約56%を忘れてしまう
- 1日後には約74%を忘れてしまう
つまり、勉強した内容を何もせずに放置しておくと、翌日には4分の3以上を忘れてしまうのです。
忘却は悪いことではない?
「そんなに忘れてしまうなら、勉強しても意味がないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、忘れること自体は人間にとって必要な機能です。
不要な情報をどんどん捨てることで、脳は新しい情報を効率よく処理できるようになっています。
大切なのは、必要な情報を長く記憶に残す工夫をすることです。
効率的な復習のタイミング
エビングハウスの研究からわかるのは、「忘れる前に復習すること」が重要だということです。
具体的には次のようなタイミングで復習するのがおすすめです。
- 勉強したその日のうちに軽く復習
→ 忘れるスピードが最も早いので、短時間でも良いから確認しておく。 - 翌日にもう一度復習
→ 記憶が落ちかけたところで再び思い出すと、記憶が強化される。 - 1週間後に復習
→ 長期記憶に移行させるために必要。 - 1か月後に最終確認
→ 定期的な見直しで記憶が定着する。
このように、間隔をあけて繰り返す「分散学習」が効果的なのです。
両国校の生徒に実践してほしい復習法
両国エリアの生徒さんは、部活動や習い事との両立で時間が限られている方も多いと思います。
そんな中で効率よく復習するためには、次のポイントを意識しましょう。
- 教科書に自分の言葉でメモを残す
→ 後から見返したときに理解が深まります。 - 短時間でサッと確認できるノートを作る
→ 重要語句や公式だけをまとめた「一問一答ノート」がおすすめです。 - 寝る前に5分復習
→ 睡眠中に記憶が整理されるため、効果が倍増します。 - 通学時間を活用
→ 両国駅周辺は都営大江戸線やJR総武線で通う生徒さんも多いので、電車内の数分で暗記カードを見るだけでも効果があります。
復習の習慣化が未来を変える
勉強において大切なのは「一度で完璧に覚えよう」としないことです。
エビングハウスの忘却曲線を理解して、計画的に復習を重ねることで、効率よく記憶が定着していきます。
これは受験勉強だけでなく、資格試験や社会人の学び直しにも役立つ一生モノの習慣です。
個別指導Wit両国校では、生徒一人ひとりに合わせて「復習のタイミング」や「家庭学習の計画」までサポートしています。
忘れることを前提にした学習計画を立てることで、着実に成績アップを実現できるのです。
まとめ
- 人は忘れる生き物である
- 忘却曲線を理解して「復習のタイミング」を工夫する
- 短時間の積み重ねが長期記憶につながる
両国エリアで効率的に学習を進めたい方は、ぜひ復習の工夫を取り入れてみてくださいね。