こんにちは!個別指導Wit両国校です。
9月に入り、少しずつ涼しい日が増えてきました。
秋といえば「スポーツの秋」「芸術の秋」などさまざまな表現がありますが、勉強に直結するのはやはり「読書の秋」です。
本を読むことで得られる力は、国語力に限らず、社会や理科、さらには英語の読解力にもつながっていきます。
しかし、「本を読めばいい」と分かっていても、どんな本を選んだら良いのか分からないという声を、両国校の保護者様や生徒さんからよくいただきます。
今回は、学力をしっかり伸ばすための読書の選び方について、具体的にご紹介します。
1.学力アップに直結する「読書の効果」とは?
読書をすると、「文章を読むスピードが上がる」「語彙が豊かになる」「文章の構造を理解できるようになる」といった効果が期待できます。
これらはすべて、テストや受験に欠かせない力です。
例えば、国語の記述問題では「筆者の意図をつかむ」「自分の言葉でまとめる」といった力が問われますし、英語の長文読解でも「段落の要点を素早く把握する力」が必要です。普段から読書をしていると、自然と「文章を整理して理解する習慣」が身につき、結果的に学力向上につながります。
2.年代別おすすめの本の選び方
それでは実際に、学力を伸ばすためにどのような本を選べばよいのか、年代ごとに見ていきましょう。
小学生向け
小学生にとっては、「本を読む楽しさ」を知ることが第一歩です。
物語に夢中になることで、自然と読む力が育っていきます。おすすめは以下のジャンルです。
- 物語系(冒険や友情をテーマにした読みやすい児童文学)
- 科学系(写真やイラスト入りで楽しく学べる図鑑や解説本)
- 歴史まんが(日本史・世界史の入り口として人気)
特に図鑑や歴史まんがは、社会や理科の知識に直結するので、学習塾でも強く推奨しています。
中学生向け
中学生になると、国語や社会の教科書に出てくる文章も一気に難しくなります。
読書を通じて「少し難しい内容に挑戦する力」を養うとよいでしょう。
- 新書や入門書(科学・社会問題・歴史などの基礎知識が学べる)
- 名作文学(中学校の教科書に出てくる作家の作品を読むと理解が深まる)
- 英語のリーダー本(英語学習者向けの簡単な洋書)
こうした本を選ぶと、読解力だけでなく「背景知識」が増え、テストや受験の長文問題でも有利になります。
高校生向け
高校生にとっては、大学入試に直結する力をつける読書が大切です。
- 新書・専門書の入門レベル(哲学・経済・心理学など)
- 新聞社の解説書や評論集(時事問題の理解に役立つ)
- 原書に近い英語のペーパーバック
特に評論文を読み慣れておくと、大学入試共通テストや私立大学の入試問題で大きな差がつきます。
3.「読書習慣」を続けるコツ
本を買っただけで終わってしまう生徒も多いのですが、読書を習慣にすることで初めて効果が出ます。続けるコツを3つ紹介します。
- 時間を決めて読む(寝る前15分、通学時間など)
- 短めの本から始める(読み切った達成感が大切)
- アウトプットする(感想をメモに残す、家族に話す)
この「読む→まとめる→伝える」という流れを習慣化できれば、テスト勉強や受験勉強にも自然と応用できるようになります。
まとめ
読書は単なる趣味ではなく、学力を伸ばす大きな武器になります。
小学生なら「本を楽しむこと」から始め、中学生・高校生は「学力につながる一歩先の本」に挑戦していきましょう。
個別指導Wit両国校では、一人ひとりに合った読書の進め方や本の選び方もアドバイスしています。
この秋、ぜひ「読書の秋」を学力アップのチャンスに変えてみてください。