こんにちは!個別指導Wit両国校です。
近年の教育では「知識を覚えること」だけでなく、「自分で考え、答えを導く力」がますます重視されるようになっています。
大学入試改革や学校での探究型学習の導入を見ても分かるように、これからの時代に求められるのは「思考力」「判断力」「表現力」です。
では、小学生のうちからできる“思考力を鍛える勉強法”にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは家庭でも取り入れやすい3つの方法をご紹介します。
1. 「なぜ?」を問いかける習慣をつける
思考力を伸ばす第一歩は、「なぜそうなるのか?」を考える習慣を持たせることです。
たとえば理科で「雲はどうしてできるの?」と聞かれたとき、ただ「水蒸気が集まるから」と答えるだけで終わるのではなく、「なぜ水蒸気が集まるのか」「温度と関係があるのか」と掘り下げて考えると、学びがぐっと深まります。
家庭でできる工夫としては、子どもの答えに対して「そうなんだね。どうしてそう思ったの?」と返してあげること。
保護者の方が正解を与えるのではなく、子ども自身が考えるきっかけを作ってあげることが大切です。
2. 計算や暗記に“言葉”を添える
算数の計算や漢字の暗記は、どうしても機械的な練習になりがちです。
しかし「どうしてこの計算式になるの?」「この漢字の成り立ちは何だろう?」と、そこに言葉を加えると理解が深まり、思考力も養われます。
たとえば分数の「通分」では、「なぜ分母をそろえる必要があるの?」と考えることが重要です。
単にルールを覚えるのではなく、その背景を理解しようとする習慣が思考力につながります。
漢字でも「意味」や「成り立ち」を調べて関連付けると、記憶に残るだけでなく言葉への興味も育ちます。
3. 自分の考えをアウトプットする
思考力は、考えたことを言葉にすることでさらに強化されます。
おすすめは「ミニ作文」や「学んだことの説明」です。たとえば社会の授業で江戸時代のことを学んだら、「もし自分が江戸時代に生きていたら、どんな生活をしていただろう?」と書かせてみる。算数の文章題を解いたら、「どうしてこの解き方をしたのか」を口で説明させてみる。
自分の言葉で表現する過程で理解が深まり、「考える力」が確実に育ちます。
また、保護者の方や先生が「そういう考え方もあるね」と受け止めてあげると、子どもは安心して発言できるようになります。
思考力は一朝一夕で育たない
思考力を鍛える勉強法を3つ紹介しましたが、大切なのは継続です。1回のやり取りや学習で劇的に変化するわけではありません。
しかし「なぜ?」「どうして?」を繰り返すことで、少しずつ考える習慣が身についていきます。
また、思考力は成績のためだけでなく、社会に出てからも大切な力です。
情報があふれる時代に、自分で考え、判断できる力は将来の強い武器になります。
個別指導Wit両国校の取り組み
個別指導Wit両国校では、「答えを教える」だけではなく「一緒に考える」授業を大切にしています。
生徒一人ひとりに合わせて「どうしてそう思うの?」「他にどんな方法がある?」と問いかけることで、思考の幅を広げるサポートを行っています。
小学生から「考える力」を意識して学習することで、中学・高校に進学してからの伸び方が大きく変わります。
学習習慣や基礎力だけでなく、“思考力”を育てることができる場を探している方は、ぜひ個別指導Wit両国校にご相談ください。